2013年1月25日金曜日

体の声を聴くヨーガ

新クラス「体の声を聴くヨーガ」を開催します。

ヨーガをする理由、目的は様々です。このクラスでは、肉体の微細な変化に意識を向けることによって、体の声を聞き取りやすくなることに重点を置きます。体の声が聞こえるようになると、心の動きにも敏感になります。また、その過程でサイキックセンスが目覚めることもあります。普段体を動かしていない方にもご参加いただける、運動量の少ないヨーガです。ヨーガマットと着替えは不要です。4名までの少人数クラスです。

-クラス開催日-
1/30(水) 13:00~14:00
2/2(土)  11:00~12:00
2/5(火)  11:00~12:00
2/6(水)  13:00~14:00
2/9(土)  11:00~12:00
*ご予約時にご希望の日にちをお知らせください。

-受講料-
1回 2,000円

お申込はこちらから

こちらの講座は終了いたしました。





今の時期の過ごし方

今年に入ってから、なんとなくすっきりしない、と感じている人が多いようです。体調が思わしくなかったり、落ち込みがちだったり、夢見が悪かったり、小さなアクシデントが続いたり。かく言う私もその1人です。それについてガイドに訊いてみると、私たちの時間の捉え方が変わってきているのが理由、とのことでした。

従来、私たちは時間を過去・現在・未来が一直線に流れているものと理解していましたが、本来の「今ここ」に捉え方が近づいているようです。

捉え方が変わるにつれ、起きることも変わってきています。今までは、過去に起きたことは過去に起きたこと、現在は現在、未来の出来事は未来のもの、と認識してきたために、体験することもそれに即したものでした。しかし、時間への理解が変化しているため、過去の出来事を今体験したり、未来のことを先取りしたり、ということが起きています。顕在意識上では時間に対する理解に変化が起きていない人も同様です。

宇宙はカルマの法則、原因と結果の法則で成り立っています。ある種を蒔いたら、その実は必ず育ち、収穫するときがやってきます。種まきから収穫までの時間は様々で、1つの人生には収まらないことが多々あり、また、1つの人生上でも忘れたころに収穫のときがやってきます。その収穫のときを今集中的に体験しているようです。過去生を含めた過去に未解決だったこと、そして未来生を含めた未来に体験する予定だったものを、今の時点で体験しているのです。

以前と比べて体験する出来事が増え、無意識の内にも心や体に到来するものが多くなっているため、いつもより心身を重く感じることがあります。いつもの自分でいられない、と感じる人もいます。なんとか普段のすっきりした自分を取り戻したい、と思っている人もいるでしょう。

そのように感じる期間は長くはありません。新しい流れに慣れれば、いつもの自分でいられるようになります。そして以前の状態よりも軽さを感じられるようにもなります。

また、今はお得な期間のようです。本来なら時間がかかり、どっしりと重みのある収穫も、今為されるものは一瞬の内に軽く終わります。そして空いたスペースを別のことに使えるようになります。なんだか調子が悪いな~、どうしてこんなことが起きるんだろう、と感じたら、ちょっと立ち止まってそれが自分に何を伝えようとしているか観察し、何も浮かび上がってこなかったら、今の自分の意識が及ばないところで蒔いた種の結果として、「これで済むならいいよね」と一度受け止めてから、その出来事には執着せず、流してしまいましょう。

2013年1月16日水曜日

思考が創造する現実 part 3

(part 2より)

前回の滞在で、予定通りに事が進まずとも、それよりも望ましい物が手元にやってくる、ということを体験したので、今回もその姿勢で、そして、1秒たりとも不安にならない、状況を疑わない、というのをテーマで旅することにしました。また、本当に望んでいることだけを考える、という期間にもしようと思いました。前回の滞在中、○○に関する情報が欲しいな、と思っているとそれを持っている人と出会ったり、友人との約束の時間までまだ間があるからどこかで時間調整を、と思っていると、通りの向こうからその友人が現れてその必要がなくなったり、と思考が現実に現れやすい場所、という印象を得ていました。どこにいても、日本にいても、現実は思考の結果なのですが、時差があるために気づきにくく、想いと現実化の関係を忘れていることが多いと思います。この土地ではその時差が少ないので、自分の思考や想いを確認するには、とてもよい場所です。

「1秒たりとも不安にならない」とつぶやきながらインドの国際空港に着くと、手配していた迎えの車が来ていません。「不安にならない」というテーマを早速実践かしら、と思いながらホテルに電話をしていると、慌てた様子のドライバーがやってきました。ホテルに無事到着し、その日は休み、翌朝目的地への列車に乗りました。

目的地で列車を降りたら、そこからはオートリキシャです。リキシャに乗ったのはいいのですが、ドライバーは何度も車を止めて、通りすがりの他のドライバーと話をしています。現地の言葉は全く分からないので、一瞬、「何だろう、何をしようとしているのだろう」と不安がよぎったのですが、「不安にならない」というテーマを思い出し、思い直すことにしました。ゲストハウスに着いてから、宿の人が、「メインエリアから少し外れた場所にあるので道が分からなくて何度も訊いて、時間が余計にかかってしまって申し訳ない」とドライバーが伝えて欲しいと言っている、と教えてくれました。

チェックイン後、通された部屋は眺めも日当たりも悪い部屋。河に面した部屋は予定が変わって今日は使えない、とのこと。あれ程念を押したのに~、と思いながら、いやいや「状況を疑わない」をするいい機会よね、と思い直し、部屋にいても楽しくないので、ガンジス河に行くことにしました。河はそこに見えているのに、下りて行く道が分かりません。人通りもなくて道を尋ねることもできないな~、とウロウロしていると、門を閉めて中へ入ろうとしている女性の姿が。その方は、ヒンドゥー教のスワミが着るオレンジ色の衣をまとっています。「すみません!」と呼び止め、道を尋ねると、「1人でいる女性にすすめられる場所はないわね~」との答え。そして、「あなたは日本人?韓国人?私はずっと前に東京に住んでいたことがあるのよ。キリスト教のシスターで、○○に属していたの」と。その○○とは、夫の勤務先です。これは偶然で片付けられません~、と思いながらふと横を見ると、壁に時間割のようなものが書いてあります。そのことを尋ねると、そこはキリスト教の小さなアシュラムで、瞑想の時間を設けている、とのこと。誰でも参加できるとのことだったので、その日の夕方にお邪魔する約束をしました。

河原に行くのはその日はあきらめて、ランチをし、夕方にアシュラムを訪ねました。小さな建物の一角に小さな瞑想ルームがあって、正面にはキリストの絵が飾ってあります。教会のような雰囲気がありながらも、瞑想はヒンドゥー教のチャンティングで終わりました。以前から、キリスト教のバックグラウンドがある方にヒンドゥー教のお話をうかがいたいと思っていたので、嬉しい~♪と心の中で叫びながら、誘ってくださった夕食を共にしました。夕食の席には、南インドと南米から来たシスターもいて、美味しく楽しい時間を過ごしました。それからの数日間は、1日に何度か瞑想のクラスにお邪魔し、日曜日には教会に連れて行ってもらったりして、スワミたちと一緒に時間を過ごしました。

ゲストハウスからアシュラムへ行く道の途中に、建築工事をしていて、足場の下を歩かなければならない場所があります。前日までは何も考えずに歩いていたのですが、ある朝、「インドの工事現場って日本より基準が甘そう、事故とか起きないのかな、大丈夫かな」、といった考えが急に浮かんできました。その瞬間、小石が落ちてきて頭を直撃。「大丈夫かな」と思ったのと同時に小石が落ちてきたので、びっくりしました。そんなの偶然、と思われるかもしれませんが、「大丈夫かな」と「小石直撃」の絶妙なタイミングが、心配するとその通りになる、ということを教えてくれているように感じられました。

今回ガンジス河のそばで瞑想したい、と考えたのは、以前から抱いていた疑問に対する答えを得たい、と思ってのことでした。その疑問とは、この世の土台のようなものについてです。しかし実際にガンジス河のそばに座っていると心が満たされ、瞑想すると至福感が広がっていき、疑問に対する瞑想はしていませんでした。最後の夜、スワミが「訊きたい事があったらなんでも質問して」と言ってくれたので、その疑問について話してみました。そしてスワミの口からもたらされた答えは私の心に強く響き、それからの私の基盤となっています。この土地に着いた初日にスワミに出会い、ガンジス河への道を尋ねました。ガンジス河へ行きたかったのは、疑問への答えが欲しかったら。スワミから行き方そのものは教わりませんでしたが、疑問への答えをもらいました。答えが聞けたことに感無量の私に、彼女は言いました。「質問が口にされたとき、神への門が開かれる」と。クライアントさんにリーディングをさせていただくとき、この言葉を思い出します。

スワミが伝えてくれた答えを再確認するような出来事が空港のある町へ戻る列車の中で起きました。留学中の友人が駅まで見送りに来てくれ、一緒に列車に乗り込もうとしているとき、友人の知り合いも同じ車両に乗ろうとしているのに出会いました。数日前に友人が学んでいるアシュラムですれ違い、その時に「この人と帰りの列車が一緒になるかも」と思った人でした。予感が当たったわ~、と思いながらも、座席は離れていました。列車が動きだし、友人にさよならしてから座席に戻ると、隣の席の男性が「妻と並んで座りたいから席を替わってもらえないか」と頼んできました。「いいですよー」と、奥さんの席に行くと、その隣の男性が「家族と一緒に座りたいので席を替わってくれませんか」と。再び、席を移動すると、なんとそこは、友人の知り合いの隣りの席でした。

こんなに席があるのに、隣になるなんてすごい偶然だねー、と言いながら改めて自己紹介をし合い、インドで学んだこと、これからしたいこと、恋愛や政治など、色々なことに話が弾みました。列車に乗っている5時間近く、ずっと話し続けました。その中で、彼が「どうして人は子供を欲しがると思う?」と訊いてきました。私の考えを話すと、「それも確かにあるだろうけど・・・」と彼の考えを話してくれました。その内容は、前日の夜にスワミが話してくれたものと同じものでした。私がスワミにした質問は異なるものでしたが、彼の口から出てきた言葉はスワミが話してくれたものと全く同じものでした。そして、それを話しているときの彼の瞳が、それまでの彼のものとは全く違っており、何かより高い次元の存在の瞳のように見えました。スワミが伝えてくれた答えを再確認してくれている、と強く感じました。

2度目の旅では期待していた通りに事が進まないと、「残念・・・」とちょっと落ち込み、しばらくすると当初予定していたものよりもこちらのほうがいいかも!と思うものが目の前に用意される、ということが何度か起きました。3度目の旅では、「残念」と落ち込むのはやめて、それが何を連れて来てくれるかをワクワクしながら待ってみました。こういうことがあったらいいな、という希望を持ちながらも、それにとらわれずに流れにまかせてみると、期待していたことよりはるかに素晴らしいことに出会える。また、思考や想いがそのまま現実となって現れる。そして全てはベストな方向に進んでいる。そのようなことを何度も確認させてくれた2つの旅でした。

2013年1月13日日曜日

思考が創造する現実 part 2

(part 1より)

コンファレンス中に、ニューヨークで活躍している、という若いアーユルヴェーダの医師と知り合いになりました。先祖代々アーユルヴェーダドクターで、名前を言うと誰もが知っている方のようです。その方が、いずれ日本でも講演会をしたいからサポートしてくれないか、といった話を顔を合わせるたびにしてきます。いくら有名な方でも、私自身がよく知らない人を推薦したりはできないし、かといって彼のことを知る時間はあまりないし、困ったな~と思っていました。この件に関しては、帰国してから驚くことになります。ある日片づけものをしていると、「日本で講演会を希望するその道のプロのサポートをしたい」などと書いた願い事メモが出てきたのです。かなり前に書いたもので、すっかり忘れていたのですが、困ったなんて思ってごめんなさい、望んだのは私でした・・・とせっかく願いが実現したのに、時差がありすぎて忘れちゃってた・・・な体験をしました。

沢山の素晴らしい講義を受け、異なる国々から来た人たちと知り合い、充実したコンファレンスは終了しました。次は料理教室への参加です!プライベートレッスンで、何でもリクエストできるとのことだったので、とても楽しみにしていたものです。教室の詳しい場所については、前日に電話をするよう言われていました。はやる気持ちを抑えながら電話をかけると、「この電話は現在使われておりません」というメッセージが聞こえてきます。電話番号を2つもらっていたので、もう1つにかけると、そちらも同じ。私の携帯電話に問題があるのかと思い、何人かの人にかけてもらっても同様・・・。たくさんある料理教室の中から選びに選んだものだっただけに、どうして電話が通じないのぉぉ、と落ち込みました。

落ち込みながらもコンファレンスで知り合った人たちと食事をしていると、「明日からアーユルヴェーダの料理教室に行くのだけれど、誰か一緒にどう?」と私たちに声をかけてきた人がいました。人数が集まればそれだけ安くなる、ということでその人は参加者を募っていたのですが、私にとっては完璧なタイミング。すぐに手を挙げました。

翌日、レッスンは町外れにあるカフェで行われました。アーユルヴェーダの理論に基づいたメニューなのですが、スパイスはあまり使用しないので、香辛料が苦手な人もおいしく食べられるお料理ばかりです。その時習ったメニューの1つがとても気に入り、今も毎日、朝食でいただいています。習った料理の内容も良かったのですが、そのとき一緒に参加した人たちとはとても気が合い、午前中は料理教室、午後は観光、夜は遅くまで色々な話で盛り上がる、という日々をそれからの数日間過ごしました。

師との面談が目的の旅でしたが、それがかすんでしまうくらい様々な実のある体験をした旅でした。最後の日に、出会った人々や体験したことに思いを馳せながら歩いていると、先日電話が不通だった料理教室の看板があることに気がつきました。いつも通っていた道に、どうしたら見逃せたんだろうと思う程の大きな看板が。その教室は、電話で場所を教えてもらうまでもなく、毎日通っていた場所にありました。電話が通じなかった日、メールでその旨を伝えたのですが、返事は帰国する頃に届きました。私のために時間を取っておいてくれた教室には申し訳ないけれど、なんだか力が抜けて笑ってしまいました。初日の宿泊先から始まって、予定した通りには進まなかった旅でした。しかし振り返ってみると、予定していたのものよりもさらに良いものと出会えた旅でした。

そんな旅から2年後、インドにいるチベット人の里子に会いたいね、と家族と話していました。里親としてのご縁をいただいてから5年経つので、1度顔を見せに行くのもいいかもね、と。インドへのフライトは、深夜到着のものがほとんどです。その中で1社だけ、夕方着の直行便がありますが、他社と比べて2倍の航空運賃です。でも夜中に到着するのは避けたいので、それで行けたらいいなあ、と思っていました。ある日、その航空会社のサイトをなんとなく見ていたら、期間限定で破格の運賃設定があることを発見しました。しかも、行きたいと思っていた時期に該当します。迷うことなくそのフライトを予約し、最初の2週間程は1人で過ごし、その後家族と合流することにしました。

以前とは違う土地に行ってみたい、とガイドブックを見たものの、気温が高過ぎて滞在には適さなかったり、女性が1人で過ごすには治安があまりよくなかったりというところばかりだったので、少し残念でしたが、前回と同じ土地に滞在することにしました。そして、現地に留学している友人とたまに会う以外は1人で過ごすので、ガンジス河を眺めながら瞑想三昧にしよう♪と、ゲストハウスも河の近くに予約し、絶対河が見える部屋にしてね、と何度もメールをしました。

(part3に続く)